子どもが、ストレスからの過敏性腸症候群で学校に行くことができない…。
子どもが学校を休むことは最初は1日、それが2日、気がつけば1週間、2週間と長引く事。
最初のうちは、お腹が痛くなってしまうんだから仕方がない。
わざと腹痛を起こしているわけではないんだから、と思っていました。
しかし、ストレスの原因がなくなったと思っても、学校に行くのを極端に怖がる子ども。
次の日学校だと思うと、夜中にお腹が下って痛くて眠れない…。
やっと眠れたと思ったら朝…。という日も少なくありませんでした。
親としても、なんとかして学校に行かせなきゃ、行かせなきゃと思い、
知らず知らずのうちに、子どもを追い詰めていた時もありました。
親も人間だし、ストレスもたまります。
制服姿の中学生を見かけるたび、なんでうちの子だけ学校に行くことができないの?
と、何度も思ったことがあります。
なんで学校に行くことができないのって、子どもに言ってしまったこともありました。
不登校が長期化すると、親としてもストレスになります。
親も疲れていたんですね。
主婦として平日の日中は家事をしたり、1人の時間があったり、
のんびり過ごすことができても、子どもが家にいるとお昼ご飯を作らなきゃいけないし、
小さなストレスが少し少し蓄積されていって、気がついたら大きなストレスになっている。
親としての不安も、ひとりで抱え込むことによって、爆発してしまう。
ある日、些細な事で子どもを傷つけてしまったり、
一生懸命に子どもの事を考えるたびに、子どもを追い詰めてしまうこともありました。
子どもが変わってきた!と思うきっかけは、学校以外にある同じ年頃の子どもが集まる
適応指導教室のようなところに通い出したこと。
最初は見学に行ったのですが、最初は見学に行くことも、子どもは嫌がりました。
どんなところか見てみないとわからないし、無理だったら行かなくてもいいから…。
と、子どもを説得。ふたりで適応指導教室に訪れてみると、アットホーム的な雰囲気でした。
適応指導教室の先生も、子どもの気持ちを十分すぎるくらいわかってくれて、
ここにこれただけでも、すごいことだよ。と子どもを褒めてくれたこと。
ぎこちなかった子どもの表情も、だんだんと溶けて、笑顔が戻ってました。
適応指導教室の良いところは、適応指導教室に登校すると学校に登校したと同じく、
出席日数をカウントしてくれること。
これは各学校の校長によって考えが違うようですが、学校に行かなくても登校扱いになる、
ということは、子どもにとっても嬉しいポイントだったようです。
親としても、学校以外に子どもが通える場所がある。
子どもに対する親の気持ちも相談出来て、打ち明ける場所がある。
そう思うだけで、心がだいぶ軽くなりました。
子どもは最近、お腹が痛くなることはありません。
家の中でも、笑顔をたくさん見せるようになりました。
学校に行くことができない、ということは、世間から見たらデメリットに見えるかもしれないけれど、
子どもは今、人間として貴重なことを体験していると思います。
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